御神輿渡御
長い間の時の流れの中にあって、ほとんど昔のかたち通りに行われているのが、神明宮大祭です。
なかでも、この御神輿渡御(おみこしとぎょ)は神明宮の御神体(天照大神)が御神輿に移され、先獅子を先頭に長い行列を組み、各町内に設けられた御旅所(おたびしょ)を巡行し、それぞれの町の安全を願い、お祓いを受けるものです。
こうした昔ながらの祭礼風景を今に残す祭りは少なく、山車の引き回しと共に神明宮大祭のみどころとなっています。また、伝統的な祭りということで昭和61年度の岡崎市教育文化賞を受賞しています。
御神輿渡御(普通は渡御と略して呼ばれることが多い)の行列配置は下のイラストをご覧下さい。
渡御の各役割は各町や厄年会で分担されますが、選ばれたひとびとはその役への誇りと共に、良き思い出としていつまでも持ち続けることでしょう。
祭りを見る皆さんも山車の華やかさだけ眼を向けないで、渡御の厳粛な雰囲気も味わってください。
順路図はこちら(PDFファイル)